次は国語について書きたいと思います。
国語は以下の点に集約されます。
1、説明文の読解
2、物語文の読解
3、漢字、語句
それでは、この3点について述べていきたいと思います。
その前に大前提となるお話をさせて頂きたいと思います。
何をやるにも、読書が必須です。
読書というのは、漫画とかではなく、文庫本や新聞など(青い鳥文庫や朝日小学生新聞(朝日学生新聞社)なども勿論大丈夫です)を日頃からしっかりと読むということです。その際に客観的に読むことが重要です。小さいうちから習慣付けされていれば、国語で大きく困ることは無いと思います。ですので、まずは読書の習慣から始めていきましょう。
1、説明文の読解
説明文は、接続詞と要旨の把握が鍵になります。まず、接続詞ですが、接続詞(しかし、だから、例えばなど)を読み落さないことで、文章を理解出来やすくなります。「しかし」とくれば、前の文章の逆なんだな、しかも大切な文章だな、ということがわかるのです。接続詞に敏感になりましょう。
次に要旨の把握ですが、要旨は文章の冒頭、もしくは最後に書かれることが多いです。しかし、抽象的に書かれていることも多く、理解し難い場合があります。その時は具体例を読みましょう。よく、具体例は大事でないので読み飛ばせ、という話を聞きますが、それは違います。具体例から要旨を理解出来る場合も多いのです。
2、物語文の読解
物語文は、登場人物の関係性と、回想場面の把握、客観的な読解がとても重要です。
登場人物の関係性ですが、登場人物が多いと訳がわからなくなる生徒さんがいらっしゃいます。その場合の対処法は、関係図を書くとこです。誰と誰が兄弟で、誰と誰がいとこで…などを書き留めることです。
回想場面の把握
物語文では、回想場面が重要なキーポイントになることが多いです。今の話と昔の話がどこで切り替わるか、が不明瞭だと文章がよくわからなくなってしまいます。回想場面がどこからか、しっかりわかるように読み込みましょう。
客観的な読解
物語文の文章になると、点数が安定しない生徒さんは沢山いらっしゃるでしょう。自分の得意な文章だと点が取れるけど、苦手な文章だと壊滅する。それは、自分が主人公になりきってしまうのが原因です。主人公の気持ちが自分と一緒なら得意で、主人公の気持ちに反発してしまうなら苦手、となっているのでは?
出題者は、文章を客観的に読んだ上で、答えられる設問しか作りません(というか、作れません)。ですので、読み手も客観的に読む訓練が必要です。第三者的な目線で文章が読めると、物語文の点数は安定すると思われます。
3、漢字、語句
漢字、語句共にコツコツやっていくものです。語句とは、ことわざ、四字熟語、慣用句、同意語、反意語などを言います。
漢字は、とにかく書いて覚える事ですが、間違えやすいものは、印をつけて出来るまで毎日やるのが基本です。
語句もやり方は同じですが、慣用句やことわざは、覚えやすいマンガなどを活用するのも手でしょう。