n-buffie’s diary

駒場東邦中学・高等学校から東京大学へと進学。現在は、優心会(https://yushinkai.co.jp/)にてプロ家庭教師として働く講師のブログです。

数学について(大学受験)

数学についてですが、先ずはしっかりとした計算力が必要です。四則演算(分数、小数、文字を含めた計算)を正確に速く出来ることが、何より大切です。

もし、計算力に不安のある方は、以下の教材がお勧めです。小学生用の教材もありますが、侮ってはいけません。不安のある方にとっては、難しいと感じるでしょう。

 

中学受験レベルの四則演算が危うい方

計算練習800題(小学4年生、5年生、6年生) 桐杏学園

そもそも計算の出来ない人が、数学が出来るようになる訳がありません。中学受験を経験していない生徒さんに多いのが、分数の計算すらままならないというケース。小数と分数が混在したり、()が含まれる計算、逆算などスラスラ出来る人は、実は少数と思われます。

1/3×(5/12+3/8+0.2)÷0.75=

25-(▢-1/3)×25/6+3.8×5/2=5

 

このような計算で苦しみそうな方は是非上記の計算練習からやり直してください。毎日1ページずつ行うことが大切です。

 

基礎力定着の問題集

4STEP数学IA~Ⅲ 数研出版

学校で貰える問題集です。問題集自体は市販されていますが、解答解説集は市販されていません。その場合は、体系数学、クリアー、リード等学校配布の他の問題集で問題ありません。とにかくこれらの問題集を何も見ずに8~9割程度解ける状態まで引き上げましょう。

 

チャート式問題集IA~Ⅲ(黄色) 数研出版

有名な問題集。世間的には青色がお勧めされておりますが、私は黄色をお勧め致します。理由としては、基礎的な問題が多めに収録されている、かつ、難易度の高い問題も収録されているからです。青色は基礎的な問題が少なく、基礎の定着に難があります。

出来れば、上記の学校配布問題集とチャート式黄色を両方仕上げたい所です。基礎力を万全にして頂きたいためです。

 

応用期の問題集

大学への数学 1対1対応の演習 数IA~Ⅲ 東京出版

主に国立大学受験の文系学生や難関私立以上を受験する理系学生をイメージしております。難易度が高い問題が揃っており、解法も一味違うやり方が載っていたりします。解説がそれほど詳しくないので、上記の基礎教材が仕上がっていない段階で解いても混乱するだけです。プレ1対1対応の演習という問題集もありますが、プレをやる位なら、チャートや学校配布問題集を行って下さい。

 

過去問、模試の直しなどは、各自行って下さい。

過去問は、それほど早い段階で行う必要はありません。せいぜい夏休み位(秋でも良い)からで宜しいかと思います。