n-buffie’s diary

駒場東邦中学・高等学校から東京大学へと進学。現在は、優心会(https://yushinkai.co.jp/)にてプロ家庭教師として働く講師のブログです。

難関校対策③(中学受験)

第三章 読解力

では、算数が重要なのはわかった、そして計算力が重要なのもわかった。

これで万全か?

いえいえ、まだまだ必要なことはあります。

そして、難関校だからこぞ、大変重要なポイントがあります。

それが読解力。

 

読解力と聞くと、国語のお話?と思われる方、多いと思います。

勿論、国語に直結するものではありますが、実は算数(理科、社会にも)にも大変重要な力なのです。

 

そもそも読解力とはなんでしょう。

問題文に書かれていることを、正確に読み解く力のことです。更に言うならば、問題文の意図していることを正確に読み取り、筆者(作問者)の言いたいことを客観的に理解する力、と言えると思います。

すなわち、自分勝手な想像をして、文章を読むことは許されません。

 

かなり多くのお子さんが経験されているのではないでしょうか。

「問題文の意味がわからない。」

 

私からすると、問題文の意味がわからないことはあり得ないのです。

しっかりとした読解力があれば、そうはならない(一部、思考力が必要な場合もありますが)。

 

では、その読解力をどうやって身につけるのか。

まず第一に文章に慣れることが必要でしょう。活字に慣れていないお子さんは(もしくはマンガばかり読んでいるお子さんは)、硬い文章を2行読むのも苦痛です。その状態では、どうやったって問題は解けない。よって、読書の習慣、子供新聞を読む習慣等文章を読む習慣を身につけましょう。例えば、読書ならば、最初は1ページでも構わないのです。少しずつ少しずつ読む量を増やして行ければ大丈夫です。最初は音読から、音読に慣れてきたら黙読を。基本的に音読で読めない部分は(つっかえる部分)は、黙読でも読めない部分です。音読で読めない箇所は、親御さんのお手伝い等により、解決していってください。

 

もう一つは、次章 思考力 の所でお話致します。読解力と思考力は繋がっている部分が多いのです。