第五章 雑学力
雑学力と書きましたが、これは算数以外に必要な力であろうと思います。中学受験は、算数が重要といえど、他の科目を疎かにして良いわけではありません。
雑学力とは何か。算数以外の各科目での具体例を記したいと思います。
国語
ことわざ、四字熟語、慣用句の知識
難しい漢字(例えば、魚へんの漢字を極めている、難読語を極めている、など)
新聞、テレビのニュース
理科
自然観察(植物の季節や、花びらの枚数、動物の足や手、虫の季節、星座の名前、など)
身の回りのこと(湯気の出る仕組み、はさみの仕組み、サイレンの音が大きくなったら小さくなったりすること、雨が降る仕組みなど)
実験
社会
データ系(都道府県の面積と人口、都市別の人口、都道府県別果物の生産順位など)
都道府県別の特徴(ある県の特徴を受験に出る出ないに関わらず、どれだけ知っているか)
歴史上の人物(例えば、織田信長について、受験に出る出ないに関わらず、どれだけ知っているか)
スポーツの知識(プロ野球やJリーグの本拠地、サッカーワールドカップの開催地など)
新聞、テレビのニュース
これらはあくまで具体例であり、私たちが生きている世界においての様々なこと、全てが試験範囲であります。
ですので、単に塾のテキストだけやっていれば難関校に受かるわけではありません。総合的にどれだけの力があるか、が問われているわけです。