第六章 整理力
整理力とは、何か。複雑な問題に対して、効率良く整理して考えられる力の事を言います。また、問題を解く上で、場合を分けて考える能力の事を言います。
例えば、具体的な問題で考えていきましょう。
1.2.3.4.5の数字が書かれた5枚のカードがあります。この中から3枚のカードを使って、3桁の数字を作ります。3の倍数は何通り出来るでしょうか。
答え
3の倍数は、全ての桁を足して3で割り切れるものを言います。
よって、
(1.2.3)(1.3.5)(2.3.4)(3.4.5)の4つの組み合わせがあります。
全ての場合において、6通りずつありますから、4×6=24通り が答えとなります。
この問題は、24通り全て書き出していたら大変です。このように、整理して、考えていくことが重要なのです。
整理・場合分けの考え方は、論理的思考力とも関係があります。ですので、読解力・思考力を高めながら、これらの問題で慣れていくことが必要です。